口腔がん協力医・認定医
口腔がん

口腔がんリボンバッチ
当院では口腔がん診査を積極的に行っています。
・日本大学歯学部付属歯科病院 口腔外科
・東京医科歯科大学付属歯科病院 顎口腔外科
・東京大学付属歯科病院 口腔外科
・東京歯科大学歯科病院(千葉、市川、水道橋)口腔外科
・がん研有明病院 頭頸部科
・墨東病院
と医療連携を結んでおり、早期発見、早期治療、そして安心な医療を受けられます。
また、江戸川区歯科医師会では区民のために、区民向け講演会と集団検診を年2回行っています。
口腔がん ナビシステム
当院は、東京歯科大学口腔外科学講座が開発した「口腔がんナビシステム」の指定医院です。
このシステムは口腔粘膜(頬・舌・歯肉・咽頭など)に異変がある場合、その部位の写真を撮らせていただき、パソコンで写真を送って口腔がん専門医にコメントをしてもらうというものです。
24時間体制で6時間以内にコメントが頂けます。
この結果により、精密検査の必要がある場合は高次医療機関へご紹介させて頂く事があります。
*費用はかかりません。
*個人情報は厳重に保護されています。

高齢化社会の進展に伴い、現在の日本では2人に1人はがんを患い、3人に1人はがんで亡くなっています。そのため「がん対策」はますます重要な課題になっています。
口の中にできるがんを口腔(こうくう)がんと呼びます。日本人に多い胃がんや肺がんに比べると、かかる人が少ないので目立ちませんが、高齢化に伴いがん患者が増える中、口腔がん患者も毎年増えています。
口腔がんは、歯を除く口腔のすべての組織に見られます。舌がんが最も多く、歯肉、頬粘膜、口底、口蓋(こうがい)、口唇そして歯を支える顎骨(がっこつ)にもできます。胃がんや肺がんなどが口腔内に転移する場合もあり、油断できません。
頸部リンパ節や肺などに転移することがあります。
進行したがんは治療範囲も大きくなり、食べる、飲み込む、話すなどの口腔機能が著しく損なわれます。さらに、顔貌も変わり、精神的負担が加わります。口の中にがんができることを知らないと、がんの初期は痛みがないため気づくのが遅れます。2センチ以下の早期口腔がんは、治療後、がんが治った場合は、治療開始から5年後の生存率が90%以上です。
かかりつけ歯科医を持ちましょう

アメリカの口腔がん啓発ポスター
口腔がんの予防および早期発見で特に大切なことは、かかりつけの歯科医を持ち定期的な診察を受けることです。
これにより早期に発見される口腔がんは確実に増えると考えられます。さらに、むし歯予防や歯周病の早期治療、入れ歯の定期的な調整ががんの予防にもつながります。
かかりつけ歯科医と、口の健康を守り、楽しく一生を過ごしましょう。