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(公社)東京都歯科医師会 卒後研修に出席しました


題目:
超音波骨メスを用いた安全な口腔外科手術
日時:
平成27年8月30日(日)
場所:
国立大学法人東京医科歯科大学7号館3F補綴実習室


東京都歯科医師会が主催する夏の卒後研修が今年も開催しました。 東京都5歯科大学が協力して行われております。 歯科医師会の会員は、日々、この様に研修を行っております。 この事業は46年前から行っており、受講者が述べ26,000人以上にもなります。 各大学のスタッフが真摯に取り組んでおり、数多くの受講者が感謝しております。 今回、私は以下の研修に参加してまいりました。

研修テーマ
超音波骨メスを用いた安全な口腔外科手術

超音波振動で骨切削を行う超音波骨メスは、骨組織のみを削除できることから血管や神経などの軟組織損傷を最小限に抑えた骨外科手術が可能であると言われています。
そのため、超音波骨メスは脳神経外科や整形外科領域で広く使用されてきました。

最近では口腔顎顔面領域の骨外科手術の為の超音波骨メスが開発され、上顎骨切り術、下顎骨切り術、上顎洞底挙上術、下歯槽神経移動術、インプラント除去術等の骨外科手術に用いられ、その有用性が報告されています。

超音波骨メスを導入することで安全で低侵襲な口腔外科手術が可能となることから、骨組織を対象とする口腔外科手術には欠かすことのできないツールであることが考えられています。

超音波骨メスを日常の歯科臨床に導入する為には、機器並びに使用する骨メスの特徴や用途を理解し更には実習を通してテクニックを習得することが不可欠です。

そこで、今回、超音波骨メスを用いた抜歯、嚢胞摘出術、歯根端切除術、インプラント外科手術更に、顎顔面外科手術の研修を受け 模型を用いた実習を行って、テクニックを習得してまいりました。
今後の臨床に役立てていきたいと思います。