東京都江戸川区歯科医師会学術講演会に出席しました
- 題 目:
- 東京都江戸川区歯科医師会学術講演会に出席しました
- 講演内容:
- 咬合・補綴治療の新しい価値
- 演 者:
- 広島大学名誉教授 赤川安正 先生
超高齢社会の我が国における国民の関心は、健康で長生きすること、すなわち「健康長寿」にあります。私たち歯科医師はこの国民の関心ごとである「健康長寿」にどう貢献できるのか、私たちが行う咬合・補綴治療は「健康長寿」に本当に役立っているのかについてお話を聴いてきました。
歯や歯列の欠損により損なわれた噛む、食べる、しゃべる、飲み込むことを咬合・補綴治療によって回復することで健康な高齢者では健康寿命をのばすこと、虚弱な高齢者ではQOLを改善することが可能でありこのことこそが咬合・補綴治療の新しい価値だと考え、科学的根拠(エビデンス)を示してくださいました。
また、アルツハイマー病と咬合の関係についても文献レビューをしながら最新の発見知見を紹介されました。
さらに、良い義歯治療のための鍵について述べられました。
この講演を通して歯科医師が「咬合・補綴治療の新しい価値」を理解して、歯の欠損に悩む患者にこの「新しい価値」を提供して人々を幸せにしたいと思います。