歯科の感染予防対策
歯科医療ではコロナ以前から感染予防対策が徹底して行われております。
歯科治療は多くが外科治療といっても過言ではありません。
従ってマスク、手袋、ゴーグルをはじめ感染予防が行われております。
特に江戸川区保健所では23区内をはじめ区内のすべての医療機関に約10年前から講習会、院内での研修、書類の義務、立ち入り検査を行っております。
診療室では、ほぼ全ての器具器材はオートクレーブでの滅菌が行われ、滅菌オイフ、滅菌ガーゼ、滅菌ガウン等のもとで手術が行われております。
参考
除菌とは・・・
細菌を取り除いて減らすことで、菌を殺すわけではない。手洗いや食器を洗うことも除菌で、物理的に菌を排除するのもである。
除菌製品には、洗剤・漂白剤・スプレー・ウエットティッシュなどあるが、除菌の程度に関する決まりはない。
抗菌とは・・・
細菌の繁殖を抑制することで、細菌のみを対象とするため、カビ・黒ずみ・ぬめりなどは対象外である。
菌の付着防止や、菌を殺したり減少させるわけではなく、あくまでも抑制するのみで、抑制の程度についても決まりはない。
消毒とは・・・
広義には人体に有害な物質を除去したり、無害化させること。
狭義には、病原性のある微生物を死滅させたり、病原微生物の能力を減退させ、病原性をなくすことをいう。
消毒は滅菌のように全ての細菌を死滅させるわけではなく、病原微生物をなくしたり、能力を減退させるものなので、消毒と滅菌も同じでない。
滅菌とは・・・
熱・薬品・放射線などで細菌を死滅させ、無菌状態を作り出すこと。
殺菌と滅菌は似ているようだが、滅菌の「滅」は「全滅」を表しており、微生物の生存する確率が100万分の1以下になることをいう。
無菌状態にするためには、人間の細胞も殺してしまうことになるため、殺菌スプレーといった一般製品はない。
当院でのOPE 器具一部
接触するところには、全て滅菌したアルミ箔で覆っている
タービン等は全て滅菌袋に入れて毎回滅菌し使用時に開封をしている
治療器具はオートクレーブ2台で滅菌しています。
コップ、エプロン、ヘッドカバー等はディスポーザブルです。